SELECT BRAND iolom について

prasthana co., ltd. 代表/デザイナーの武井です。

NEWS更新作業がやっと定着しつつあります。
ブランド設立当初より、基本的にprasthanaからの情報発信はそのほとんどをインスタグラムで行なってきました。
利便性の高いツールですし、商売柄好相性なメディアである事は間違い無いので、今後も軸として使っていく事に変わりはありませんが、それとはまた違った側面といいますか、もう少し踏み込んだ情報であったり、単純に僕が自分の言葉で何かに言及するという事がこの場以外には現段階ではありませんので、上手い事差別化しながら運用してみようと思っています。

現在、prasthana sendagaya storeでは、prasthanaのフルコレクションを主軸としつつ、他に2ブランドのアイテムをセレクトして展開しています。
1つはGUIDI、このブランドに関しては過去に記事を書いておりますので、ご興味をお持ち頂けたら遡ってみて下さい。
もう1つのブランドが今回の記事のテーマである、iolomです。

"All Hand Madeにこだわり、素材の選定から加工、最終仕上げに至るまで全てデザイナーの手で丁寧に仕上げている。
製作者の手の痕跡が残るような質感をテーマに、空間にオブジェのように佇む作品作りを目指しており、手作業で生み出される作品群は繊細でありながらも確かな存在感を放つ。"

iolomのデザイナー noriaki sakamoto氏とは奇しくも同学年で、時間を共有していた訳ではないのに相通じる話題も多く、公私共に仲良くさせて頂いています。
sakamoto氏は空間/内装デザイナーとしての顔もお持ちで、旗艦店 prasthana sendagaya storeの内装アドバイザーとして、オープンまでの数ヶ月間は本当にめちゃめちゃお世話になりました。
その拘りや美的センスは、世田谷区に所在するiolomのアトリエショップにも色濃く反映されており、ジュエリーのみならず、sakamoto氏の名を冠した noriaki sakamotoラインで作成される什器やオブジェクトに至るまで、存在感がありながら凛とした静謐な空気感を纏っており、その一つ一つが正にブランドフィロソフィーを体現されています。

 

 

上述したブランドオフィシャルのフィロソフィーが最も簡潔に、分かり易くiolomの魅力を言語化しているかと思いますが、僕がiolomに惹かれる理由を言葉にするなら、
"LAWな手の痕跡と相反する構築美の共存" これに尽きます。
全てのジュエリーを手作業で制作している故の手の痕跡、iolomのそれが自分の感性にフィットしているのはもちろんなのですが、世の中を見渡してそのようなスタンスのブランドや作家さんが他にいないという訳ではありません。
では、何がiolomをiolomたらしめているのか、そこに構築美という違和が共存している事、と僕は解釈しています。
温かみのあるアルチザン的スタイルと冷たいインダストリアル、有機と無機。
これにはsakamoto氏のバックボーンである空間/内装デザイナーとしてのキャリアが多分に反映されているのだと思います。
僕が自身のブランド prasthana での物作りにおいても大切にしている要素として、違和/不調和というキーワードがあります。
一見相反する物同士を掛け合わせる事で生まれるポジティブな違和感、それに美しさや新しい価値が付随すると信じています。

 

iolomのジュエリーは基本的に在庫しているアイテム現物の即ご購入ももちろん大歓迎ですが、 それ以外のサイズであったり、EC上では完売表記となっている場合でもオーダーを承る事が出来ます。
大量生産ではなく、文字通りデザイナーが一点一点手作業で作品を生み出しているからこそ、このようなフレキシブルな対応が可能となっています。
オーダーの場合、納期は約10日〜14日前後、その時のsakamoto氏の状況によって異なりますので、細やかなインフォメーションは徹底して参ります。
サイズオーダーはリングの号数などはもとより、例えばブレスレットやネックレスのチェーンの長さなども細かく承ることが出来ます。
ぜひ些細な事でもご相談下さい。

宜しくお願い致します。