prasthanaSS24 2nd del.とAW24展示会とTHE BEST IS YET TO COME.
prasthana co., ltd. 代表/デザイナーの武井です。
毎度文章書き出しの話題が酷似しておりますが、2024年も2月が終わりました。
今年も既に2/12否1/6が過ぎ去ったという事実、、驚愕と狼狽を禁じ得ませんが、皆様どんな感じですか。
なんだろうな、加齢とか日々の忙しなさとか、様々なファクターが作用していることはまぁそうなんでしょうが、それにしても異常な進度なんですよね。。
もうちょっと上手いこと時間と折り合いをつけていかなければ、ですね。
朝活?も視野に入れていこうかと思います。
さて、前回のJOURNAL更新から今回までの間も色々とやっておりました。
いつも通りの生産業務やら店舗業務やらは勿論ですが、特筆すべきは来季AW24のルック撮影、ですね。
そうなんです、最早当たり前のルーティンですが、平常業務と並行して次のシーズンの企画をし、サンプルを作成、そして撮影、で、展示会という流れ。
もう慣れたものですが、それにしても目まぐるしいスケジュールだよな、と改めて思いました。
AW24展示会は3/12(火)-行いますので、けっこうギリギリ気味のタイミングでしたが、なんとか無事に諸々こなすことができました。
ルックのイメージは、先日立ち上がりを迎えた目下最新のSS24コレクションのテンションから継続して、ライティングの妙を活かしたスタジオでの撮影。ではありましたが、また少し趣を変えて、且つ強烈にストイックに、まじでどの角度からどう考えても過去最高の仕上がりと、余韻が凄まじく今も自画自賛の真っ只中にいます。
こちらの公開はいつも通りもう少し先になりますが、是非ご期待下さい。
物作りはですね、ここ数シーズン、やっとコツを得たというかなんというか。
コツ、ではないか。言葉って難しいですが、何にせよprasthanaとして表現するべきもの、それに真摯に向き合い、精度を高めて想像を創造することができるようになってきた、という実感があります。
活動歴もそこそこ長くなってきましたので、最早衝動に任せた表現、なんていう方法論は当たり前だけど殆ど存在せず、じっくりと企画に向き合い、必要な要素を丁寧に積み上げていくやり方。
それこそ、ひとつのディテールの答えを出すまで1週間とか平気でかかったりする。
前回の記事と重複しますが、こうやって辛抱強く時間をかけて最適解を手繰り寄せるような手法、それが自分の特性、ということなので、まぁやるしかないっす。
あ、そういえばこの間にTHA BLUE HERBのライブに行ってきました。
僕のこれまでの音楽遍歴の中で、HIPHOPに傾倒していた時期って実はなくて、要所要所ピンポイントで摘んで聴いてきた感じでした。
なので、現場に足を運ぶ、ということも極めてレアな行動で、TBHはずっと好きではあったのですが、実際に観るのはなんと初めてでした。
他に2組出演があったので、ライブ自体は1時間ちょっとでしたが、言葉を生業とする人の凄みを感じましたね、曲、MC含めずっと喋りっぱなし。
そしてポイントポイントで刺さるフレーズがバシバシあって、めっちゃ普通の感想ですけど、「あー、明日からまた頑張ろう」と思いました。
その夜もBOSSさんは
「THE BEST IS YET TO COME」
「1番良いのはまだ来てない」
と歌っていました。
1番良いのはまだ来てない。
prasthanaにおける創作は、これいまだにまじで本心なのですが、「最新が最高」と思ってやっています。
シーズンを重ねる毎に、自分に出来る最高がどんどん更新されていっているわけです。
その論でいくと、活動をやめない限り、「THE BEST IS YET TO COME 」です。
いやー、良い仕事に巡り会えたもんです。
そんな感じで、まだまだもう少し先の話を失礼致しました。
漸く本日のテーマですが、prasthana SS24 2nd delのご案内をさせて下さい。
SS24は先月2月中旬に1st del、それ以降は大きなトラブルもなく、概ね順調に生産が進みました。
今回のラインナップはSS24のメインと言って良いと思います。
発売開始は3/8(金)。の予定。
下記ご確認下さい。
LC4 equalizing blouson
LC4 adaptation vest
LC4 drop crotch pants
aqua rib base layer LTS
aqua rib massive TS
篭染RIPSTOPシリーズの3型は、まさにprasthanaってなんぞやを、端的に体現しているプロダクトだと思います。
ブランドのフィロソフィーに掲げている
「form,function&idea」=「形態、機能、発想」
これらの要素を分かり易く網羅しているわけです。
形態と機能については、
「form follows function」=「形態は機能に従う」
という言葉の通り、意味を成さない装飾を排除した合理的な機能美のこと。
その思考が基本的には根底にあるのですが、ファッションってその限りではない、必ずしも合理的なものだけが是というわけではなくて、ある種の無駄とか不調和みたいなものが人の感性に訴えかけるファクターになり得る、という事実。
そのような言語化できない部分、ファッションとかアートが内包するアブストラクトな要素を総称する意味で「idea 」という言葉を用いています。
で、話を戻します。
このプロダクトのベースとなる生地は引き裂き強度/撥水性能に富んだNYLON RIPSTOP。
言わずと知れた高機能生地ですが、これに対して日本の伝統技術である篭染を職人の手仕事にて施す。
当然のことながら、同じ染まり方は存在しない、機能と意匠が融合した特別な素材に昇華し、更に今度はデザインという手段を用いてformとfunctionとideaを付加する。
細かいディテールは後日ECにもUPしますのでそちらをご覧頂きたいですが、かなりの力作ですので是非チェックして下さい。
それと、接触冷感機能を有した通称AQUA RIBを採用した2型。
リーンなロングスリーブ「base layer LTS」とビッグシルエットのショートスリーブ「massive TS」。
まぁ、これもいかにもprasthanaらしいバランスに仕上がっています。
接触冷感と言いつつ、オールシーズン快適に着用可能な機能生地で、直近のSSシーズンでは継続して展開を続けています。
この2型は展示会でもかなり好評で、けっこうな生産数量となりました、有難い話です。
デイリーに着用可能な堅牢性と速乾性も兼ね備え、特有のウェイトが綺麗な落ち感を演出してくれる、prasthanaのSSシーズンを代表するプロダクトです。
以上、ざっくりですが概要でした。
前述の通り、ご紹介した2nd del品番は3/8(金)、まずは店頭にてローンチ予定。
3/12(火)から展示会を行う為、前日の3/11(月)から暫くの間prasthana sendagaya store実店舗は臨時休業となります。
そんな事情もありますからね、頑張ってEC更新したいと思います笑
漸く春めいた陽気の日もチラホラ。
いよいよ来たるSS24、楽しんでいきましょう。
宜しくお願い致します。