prasthana SS24 start.

prasthana co., ltd. 代表/デザイナーの武井です。

いやー、滞りましたJOURNAL投稿。
もう2024年が明けて1ヶ月(!)と9日。
前回の記事でも書いている通り、昨年は末ギリギリまで目まぐるしいスケジュールで動いていたので、その反動で年明けしばらくの間やる気が起きずにボケっとしていました、、なはずもなく、有難いことに1月もバタバタと、相変わらず忙しなく日々が過ぎ去っていきました、、もう2月9日らしいですよ。
2024年も早くも1/12が終わったわけです。
春寒の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。

事業を営んでいると、ビッグウェーブってそんなにないですが、小規模な浮き/沈みは当たり前のように日々ありまして、2023年を振り返ると、9月くらいまでは、けっこう
浮→沈→沈→浮→沈→沈→沈、、、
みたいな感じで沈みがちな状態が多かったように思います。
(こういった振り返りって年末ないし年始に行うのが通例ですね。何を今更、と言わず少々お付き合い下さい。)
ここで言う浮き/沈みの概念は、prasthanaというブランドの進度だったり、僕自身のテンションだったり、prasthana co., ltd.としての活動における様々な要素を包括したものと捉えて下さい。
で、2023年残り1/4の時期になったあたり、ちょうど昨年の9月とか10月あたりから、
浮→沈→浮→浮→浮↑、
のように浮き/沈みのバランスが変わってきまして、最終的に2023年は末に向けて「めっちゃ忙しいけど充実してる」浮↑な状態で推移、それは年が明けて1ヶ月経ちましたが現在も継続しています。

これはですね、その時期に「革新的な何か」が起ったとかそんなことは全くなくて、言うなれば積み重ねてきたものが徐々に成果として結実し始め、それに引っ張られるように全体のバイオリズムが上向いてきた、という感じかなと思います。
積み重ねてきたもの、というのは自身のマインドもそうだし、周囲との関係性もそうだし、様々あるのですが、まぁなんでしょうか、兎に角「植えていた種がすくすく育って収穫に至った」という感じですか。

その一つとして、年始の初売りからオーダーイベントを開催した「BAUHAUS CAP」は具体例としてわかりやすい。
(この時期にお会いできた皆様、遅ればせながら誠にありがとうございました。)
BAUHAUSに関する自身の知見を深める行為には、もはや人生を通して向き合っていく、というモチベーションで臨んでいますので、これなんかはまさに「積み重ねてきたもの」と言えると思います。
(あ、この間に僕自身、日本バウハウス協会の正式な会員になりました。ご興味ある方、いらっしゃいましたら是非ともに研究しましょう。)

あとこのJOURNAL。
タイミング的に、ちょうどこのコンテンツにおける発信に力を入れるようになった時期とリンクしているのですが、
順番としては、
良いリズム→JOURNALの活性化
ではなく
JOURNALの活性化→良いリズム
です。
テンション上がって書きたいことがめっちゃある!という状態で文章を書く頻度を上げた、わけではなく
「文章を書くことで良いリズムが生み出されている」ということです。
毎度書いていますが、店頭でお客様方からの感想を頂戴する機会も増えてきまして、シンプルにやってみて良かった!!、と思うとともに、僕が投げかけた何かについて、あーでもないこーでもない、とささやかなコミュニケーションが生まれる、そのような状況が、なんというか目に見えない「気」みたいなものの、良き循環を促してくれていると感じています。

僕が敬愛するアーティスト、はけっこう沢山いるのですがその中の一人に、THA BLUE HERBのBOSSさんという方がいます。
言わずもがな超有名なアーティスト、活動歴30年に迫る現役のラッパーですが、昨今のHIPHOPシーンにおける即興バトルの隆盛に触れて、こんなことを言っていました。

「即興で生まれたてのものを、お客さんがその場で初めて、生まれた瞬間を目にするっていうことに価値があるとは思っているのね。そして、これが俺にできるか、ということを突きつけられると、俺には絶対にできないと思うわけ。じゃあ俺に何ができるのかって考えるわけ。そしたらさ、やっぱり俺は根気強いんだよね。16小節をスピード感でやるのとは対極の能力というか。1小節に3日とか、かけられちゃうくらい根気強くて。で、また運良くそれもHIPHOPとして認められている能力、というか。だから俺はこの能力を生かそうかなって思った。」

prasthanaを設立したのが2015年の2月なので、今年で活動歴9年になります。
そこそこ長くやっていると、良いも悪いも様々なことが見えてきますし、自分自身の特性が、時として残酷なまでに眼前に突きつけられることもあります。
BOSSさんに限らず、僕が影響を受けている表現者の方々の言葉には都度色々なことに気付かされてきましたが、ここへ来て上記の内容がよりグッと刺さっています。
prasthanaの企画は勿論ですし、他の業務でも、例えばGUIDIのオーダーなんかに際しては、LINE SHEETをもらってからマジで2ヶ月とかGUIDIのことばっかり考えて過ごします。なんなら夢にも出てきます。
起業前とかもっと若かった頃は、自分自身をもうちょっと器用なタイプと思っていました。
それがいざ蓋を開けてみたら、まぁ残念ながら不器用極まりなくそればっかり、です。
でもそんなことも自分の特性として、「時間はかかるけどまぁいっか。」と認められるようになってきました。
犀の角にようにただ独り歩め、ですよそれこそ。(過去記事参照。)
あ、THA BLUE HERBに同名の楽曲(サイの角のようにただ独り歩め)がありますので、聴いてみてほしいです。
そして次回お会いした時に話しましょう。
と、いうことで、10年目も頑張っていきます。
是非注目して下さい笑

さて、本題です。
今週末2月10日(土)、prasthana SS24立ち上がりとなります。
ちょうどデリバリーのスケジュールに絡んで、雪による配送の遅延が運送会社各社で発生、加えてイレギュラーな事態も起こってしまい、、稀に見る記憶に残る大変な出荷作業となりました。が、無事全国の卸先様並びにprasthana sendagaya storeに納品しております。
1st delはざっと下記の通りです。

 

作務衣 over coat (ONE WASH)

 

engineer blouson (ONE WASH)
back zip jeans (ONE WASH)

 

crevice v front shirt
crevice baggy shorts

 

standard parka

 

high neck P/O

 

6panel curved visor #18

 

down brim bucket hat #18

 

いつも通り、全ての品番に語るポイントがたくさんありますが、そんな諸々は取り急ぎ是非店頭で。
ECには後日UP致しますので今暫くお待ちください。
最後サラッと流しました、完全にガス欠です(2/9夜)笑
兎に角、お待ちしてます皆様!


宜しくお願い致します。