prasthana AW22 立ち上がりについて
prasthana co., ltd. 代表/デザイナーの武井です。
前回、前々回とすこぶる調子良く記録的短サイクルで記事を書いていたのですが、
気付けば7月末、安定の不定期更新ぶりを発揮、、油断しました。
まあでもこの間はこれといったNEWSもなかったので良しとしようと思います。
今年も例に漏れず暑い、夏なので当たり前と言えばそうですが、それにしても暑い、、梅雨明けが記録的に早かったことも相まって、もう一夏分の紫外線は享受したような気がしていますが、まだ7月です。
向こう1ヶ月、いや1ヶ月半はまだまだ暑い時間が続きますが、熱中症対策はしっかりと実践しつつ、来たる新たなシーズンに心躍らせたいところです。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて掲題の件、
これも毎シーズン同様ですが、今まさに夏! のこのタイミングでAW22シーズンスタートとなります。
とは言ってもSSとは逆で、AWコレクションは7月→8月→9月と徐々に重いアイテム(アウターなど)に移行していくので、今回のデリバリー品番は軽めのウェイト、場合によっては今時期からの着用も可能な感じのアイテム達となっております。
以下、1st デリバリー品番です。
prasthana : no collar shirt [clg/fw#1]
prasthana : hem string jogger pants [clg/fw#1]
prasthana : flaered round neck shirt
prasthana : big mock neck
prasthanaとしては新たな取り組みとなるグラフィックを用いたno collar shirtとjogger pantsは程よいウェイトのポリエステルタッサー生地に昇華転写にてグラフィックをプリント。
2型とも過剰なデザインをせず、グラフィックの存在感を際立たせたアイテムです。
flared round neck shirtは近江晒コットンのリップストップ生地を採用したプルオーバー型のシャツ。
近江晒は日本有数の布の産地である近江上布(滋賀県愛荘町)に古くから継承されている技術で、木材などを燃やして出来た灰を水で溶かした灰汁(あく)をかけながら日光に晒し、大釜に入れて灰汁で焚き日光に繰り返し晒すなど、晴天数十日を要するという工程の末に完成します。
灰汁には布を白く漂白する効果と柔らかくする効果があり、着心地や質感から高級品として今も愛されています。
そのような近江晒コットンを用いた当生地は、合繊でよく見かけるリップストップに既視感の無い新鮮さを付加し、尚且つ極めて上質な綿生地の質感や着用感も楽しんで頂けるものです。
Aラインを強調したシルエット形成、マッシブな袖巾など、全体的に大ぶりに設定したサイズ感が印象的な、リラックスしたムードで着用頂けるアイテムです。
袖口には共生地ベルトを配しており、絞る事で急激にシルエットが変化します。各所の釦にはやや歪ませた表情が特徴的な茶蝶貝製の釦を採用しており、近江晒の生地感と相まってこのアイテムのキャラクターを強く形成する一要素となっています。
big mock neckは首に沿うようなやや高めのネックラインで構成したモックネック型トップス。
素材にはテンセルに超長綿であるギザコットンを混紡した32Gスムースを採用、素材由来の微光沢感とともに、優れた着心地も有しています。
品名通りリラックスシルエットのパターンで全体感を構築しており、特に袖〜袖口にかけて、バサッとした分量のある独自のシルエット形成は、ミニマルなアイテム像の中において鮮明な主張となっております。
カットソーカテゴリーのアイテムならではのデイリーユースし易い利便性と品性、さらに遊び心を併せ持ったカットソーとなります。
有難いことに立ち上がり初日から反響頂いています。
是非店頭で、遠方の方はお近くの正規取扱店様ならびにECにてチェックしてみて下さい。
宜しくお願い致します。