iolom exclusive product & new arrival について

prasthana co., ltd. 代表/デザイナーの武井です。

かなり寒くなってきました。
ここ数年、夏の暑さが毎年のように更新されているような体感があるのは僕だけでしょうか。
また、暑さのピークも絶望的に長く感じられ、毎年酷暑の渦中にいると「このままずっと暑いままでもう秋や冬という季節は来ないのではないか。」と本気で思うのですが、勿論そんな事はなく、今年もしっかり秋冬シーズンが到来しました。
四季って良いですよね。
最近、海外在住歴の長い方とお話しする機会がありました。
タイとかそちら方面の方々は基本半袖、軽衣料しか需要が無いです、みたいな少し考えたら至極当たり前といえる現地の衣服事情に話が及んだ際、四季のある国に生まれて洋服の仕事を生業としている自分の現状を有難く思いました。
季節の巡りに応じた衣服を着るという行為はとても贅沢な事で、
その嗜好性は美味しい食事を選んで食べたい、という欲求と同じ類のものだと思います。
最低限の衣食住という要件を満たすだけであれば、食べる物、着る物ともに今の時代いくらでも選びようがありますし、コストを下げる事も容易です。
ですがそうではない、嗜好品としての衣服を自分自身で選び身に纏うことで得られる感情/感性のアップリフトや充足感は代替の効かない要素であるはずで、その力を信じて今までこの仕事を続けてきましたし、これからも続けていきたいと思っています。
話が少し逸れました。
初冬の雰囲気が色濃くなっている東京です。
我が旗艦店prasthana sendagaya storeは建物の性質上、夏はひたすら暑く冬はひたすら寒いという、季節の移り変わりを実感するのにもってこいな物件でして、今時期から夕方以降は震えながら日々の業務をこなしております。
カッシーナのデスクが氷の如く冷えます。
風邪ひかないように気を付けます、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、掲題の通り、オープン当初よりセレクトさせて頂いているiolomより
prasthana sendagaya store別注アイテムを含む新入荷がありましたのでご紹介致します。


まず別注アイテム、melt beads necklaceは、過去にリングやバングルを別注させて頂いた際にもメインモチーフとしましたmeltデザインを採用したネックレス。

バーナーで熱し、表面の温度が1000度を超えた段階でランダムに溶け出したシルバーの表情を瞬間的に切り取ったメルトデザイン。
仕上げにオキシダイ、表面を磨くことで、砕いたコンクリートの断面や隕石にも似た荒々しくLOWな表情を持たせたモチーフです。
その技法を用い、作成した約8mmほどのビーズを5連、シルバーチェーンに通したネックレスです。
身体の動きに呼応するように揺らめくビーズの表情が質量以上の存在感を放つアイテム、チェーン全長は60cmですが50cmの箇所でも着用可能、年齢/性別問わず提案させて頂きます。

ネックレス繋がりでこちら、Triple combination chain necklace。


こちらはアイテム名の通り、異なる3種のシルバーチェーンを使用したネックレス、形状のみならず太さもバラバラなチェーンを組み合わせ、不調和を見事にデザインに昇華している印象です。
チェーン全長は50cm、ネックレスとしての使用以外にも、3連のブレスレットとしても重宝します。

続いてピアス。
希少な天然南洋パールを用いたSouth sea pearl pierce。
綺麗な丸型の個体と歪な個体をそれぞれ使用し、ピラー上に配したデザインとなっています。

 


iolomの一側面、構築的でミニマルな造形と有機的なパールの表情が織りなすバランス感覚は唯一無二といえる完成度を誇ります。
こちらは入荷分が店頭で即完売してしまっていますが、オーダーは随時承る事が可能です。

最後にイヤーカフ4型。
今回の入荷分から、prasthana sendagaya storeとして初めての展開となりますイヤーカフをセレクトしました。
世の中的には完全に市民権を得ているのであろうイヤーカフ、今更ながらピアスとはまた違った良さがありますね。
こちらに関しても年齢は勿論、ジェンダーも関係なく是非お試し頂きたいです。


Ear cuff twist piller melt

Ear cuff melt

Ear cuff tsuchime stone texture

Ear cuff GOTOKU

 

以上、iolomよりガツンと入荷致しました。

iolomのジュエリーは全てデザイナーの坂本氏が手作業で作り上げる、真の意味でアルチザンな作品。
大量生産品では作り得ない温かみのある作風と静謐な佇まいが同居するiolomならではの無二性と、まさに職人気質な完成度を有したその作品群からは、年齢やジェンダーを軽く飛び越えて様々な人の感性に訴えかける強さがあると感じます。
この機会に是非手にとってみて下さい。

宜しくお願い致します。