GUIDI SS24 NEW ARRIVAL

prasthana co., ltd. 代表/デザイナーの武井です。

随分久しぶりのJOURNAL更新となってしまいました。
前回の記事が3/31だったので、1ヶ月半以上(!!)振り。
いやー怠けました。
この間にも季節が進み、もう2024年も5月中旬、むしろ下旬に差し掛かってますよ。
初夏、といった様相を呈しているような日もちらほら、と思えば急に肌寒い日があったり、例年に比べてちょっと雨が多いのかな、と思ってみたり。
季節の変わり目ですからね、皆様体調管理等々お気をつけ下さい。

僕はといえば、この間もやはりお馴染みの「気付けば5月中旬!」と言う有様でして、JOURNAL更新が滞っていた時間は何をしていたのか、と言いますと、けっこう色々とやっていましたいつも通り。
来季AW24の展示会やそれにまつわる様々は、3月に既に終わったかのように見えているかもしれませんが、実際は絶賛継続中。
例えばサンプル一式とともに僕自身今日5/19(日)現在、岡山県におりまして、展示会の(あくまで)公式日程が終了してから今に至るまでずっとそんな感じで、お取り扱い店舗様にての受注会をはじめとして、依然としてバタバタと、色々と稼働しています。
受注会は有難いことに、全てのケースではありませんが、僕が店頭にお邪魔してお客様方と実際にお話しさせて頂く機会にも恵まれ、毎度のことながら感無量の嵐。
継続してお取り組みをさせて頂いているお店をはじめ新規のご縁まで、まじでこういった繋がりというのは当たり前のことではないのだと、毎回噛み締めて携わらせて頂いております。
ちょっと前、prasthanaが直営店舗を構えるまでは、卸先様との取り組みが商売の実績のほぼ100%という状態だったので、実際にprasthanaを手に取って下さっているお客様に直接お目にかかる機会なんて、まぁなかったわけです。
それが今となっては、直営店、お取引先様を基点にその輪が少しずつでも広がりをみせている。
本当に喜ばしいことだし、常に感謝の気持ちを持って活動を続けていきたいものです。

あ、あとこれはまだ未確定なのですが、先のシーズンの受注会を直営店舗で開催していないのには、僕なりの考えがあってのことなのですが、当たり前ですが顧客様には「何故直営店で受注会をやらないのですか??」というお問い合わせをちらほら頂いています。
なので
受注会(オーダー頂き生産数量に乗せる)
ではなく、もう少しライトな形で、言うなれば
PREVIEW(お披露目、ご希望があればご予約は可能)
みたいな言い方でやってみようかな、と画策しています。
そしてそのタイミングで、コレクションとは別軸で作成するスペシャルなプロダクトもご用意したいな、と考えています。
この辺、追ってお知らせ致しますので、なんとなくでも脳内の片隅に置いておいて下さい。

そんな感じの昨今。
今回の本題ですが、GUIDI SS24 漸くデリバリーされましたのでそのご紹介をさせて下さい。
お待ち頂いていた方々、大変お待たせ致しました、、僕もめっちゃ待っていた一人です。
今季は例年より少し生産に時間がかかったようでしたが、無事、一部を除いて届いております。
そう、一部、といってもシューズ1型ですが、上がりがこのタイミングに間に合わず、例外的にデリバリーを2回に分けました。
なので、該当のシューズ1型は後日納品となるのですが、取り急ぎ概要は今回まるっとご紹介致します。
下記ご確認下さい。

 

PL2WZ SOFT HORSE FULL GRAIN,LINED MID FRONT ZIP BOOTS

 

 

JAN3 SOFT HORSE FULL GRAIN SMALL HANDLE BAG


 

C8 PRESSED KANGAROO ZIPPED WALLET

 

 

WT01JP  PRESSED KANGAROO DOUBLE WALLET JAPAN

 

 

FT2 SOFT HORSE FULL GRAIN FLAT CROSSBODY

 

 

VSZ06 HORSE FULL GRAIN,LINED FRONT ZIP BOOTS
※こちらの品番は分納(後日納品)となります。

 

 

今季SS24は、BOOTSは2型のセレクト、その他にBAG、WALLETと、長らく完売していたゾーンも改めてチョイスしました。

PL2WZは、大定番モデルPL1フロントジップブーツのロング丈Ver.、のダブルソール仕様。
PL1よりちょっと高さがあるのが、PL2ということですね。
そのダブルソール、で品番末尾WZというわけです。
筒の高さの差分は、一目でその違いを判別できるくらい、プロダクトのキャラクターを決定づけるような要素としてフォーカスされますが、それに比べて目が行きづらいダブルソール仕様、このディテールも、実は非常に重要な要素です。
ダブルソールとは呼んで字の如く、ソールの厚みを強調したディテールです。
昨今認知が広がり、人気を獲得している所謂厚底のモデルって、GUIDIに限らず大抵はVibramをはじめとした堅牢なゴム底を履かせたものが多いです。
ともすると無骨な表情や、都会的なニュアンスを付加する主流(Vibram)に対して、GUIDIのダブルソール仕様は、職人仕事のなんたるかみたいなものを、強烈に内包するディテールです。
GUIDIのレザーソールって、革板を何枚も重ね、最終的に釘打ちして仕上げる、という伝統的な技術の上に成り立っているデザインで、このダブルソールはまさにそれ。
ソールに厚みを持たせたブーツ、で間違いはありませんが、ちょっとですね、この雰囲気、佇まいはやはりGUIDIにしか生み出し得ないものだなと思っています。
大定番モデルのPL1に比べると、スタイリングにおける汎用性は高くはないです。
ですが、このモデルにしかない存在感は一見の価値ありです。
GUIDIファン歴長い僕が自信を持ってレコメンドします。
いや、マジで良いですPL2WZ。

JAN3は素材にSOFT HORSE FULL GRAINを使用したBAG。
やや丸みを帯びた形状、コンパクトなBAGですが、日常使いするにはこれでしょ!というプロダクトです。
僕はGUIDIのBAGを現在4型所有していますが、個人的にちょっと、というかかなり気になっている当モデル、カラーは定番のBLKT(BLACK)に加え、CV31T(KHAKI)をチョイスしました。
男のBAGは大きい方がいいだろ!みたいな思想もあるにはあって、僕自身その軌道で物選びをすることも実際多いのですが、このJAN3はめっちゃ良いな、と思っています。
カラーバリエーションも含め、是非ご覧頂きたいです。

C8、WT01JPは、過去にもセレクト実績のあるウォレットです。
素材は2型ともKANGAROO。
地厚でしっとりとした質感、そして使い込む毎に馴染み、独特な艶が出てくる。GUIDIレザーのストロングポイントを一番体感できるのは、実はウォレットなのではないか、と個人的に思っています。
型違いにはなりますが、僕も常日頃愛用してますので、経年による変化の具合など、店頭でお声がけ頂ければご覧頂けますので、是非。
C8に関してはBLKT(BLACK)の他、CV31T(KHAKI)も入荷しております。

FT2はSOFT HORSE素材のFLAT CROSSBODY BAG。
長さの調節が可能なベルトが付く以外は、装飾性を排したシンプルな佇まいのモデル。
装飾性を配した、という部分ですが、これもですね、大事な要素と思っていて、何でも足していくのが正解、ではないわけです。
勿論装飾的要素が増えることで、(佇まいとして)そのプロダクトの厚みが増す、ということはありますが、実際に質量的な重みも増していくことが多いです。
ただでさえLEATHER BAGというカテゴリーにおいては、この質量的に重いものが多いですから、それが良い場合もありますが、そうでないケースも往々にしてある。
要するに適材適所を見極めましょうという話で、このFT2はデイリーユースにめちゃ適していると思います。
必要最低限の機能だけどそれで良い否それが良い。
そしてデザイン面で削ぎ落としているからこそ、GUIDIレザーが持つ存在感が遺憾無く際立つ。
FT2もBLKT(BLACK)とCV31T(KHAKI)の2色で展開です。

そしてラスト、こちらは前述の通り現状未入荷で、恐らく5月末までには届くはずです、VSZ06。
マニアックな方とはGUIDIのプロダクト群を品番で話したりするのは最早あるあるの領域ですが、このVS品番は、他と比べてけっこうライトな感覚、というか、誤解を恐れずに表現すると、スニーカーにも通じる佇まいと履き心地を有したモデルです。
で、そのVS品番のSS24シーズンの新作であるVSZ06は、アイコニックなフロントジップ、そしてそれを筒をぐるっと一周するように配置、勿論ジップを全てクローズすることはできないですが、意匠としての新鮮さを持ちながら、無理なく全体に馴染む超秀逸なデザインと感じました。
まだ現物が届いていないので、実際の着用感とか突っ込んだ話はできないですが、まぁ言っても間違い無いでしょう、と思っています。
こちら入荷次第アナウンス致しますが、気になる方は是非お問い合わせ下さい。

ざっくりですがこんな内容ですGUIDI SS24。
GUIDIとの取り組みは、prasthana sendagaya storeのオープンと同時にスタートしているので、思えばそこそこ長い時間が経過していますが、毎度実物を手に取った時の高揚感は少しも色褪せず、今季も本当に素晴らしいですね。
この価値を伝えていくことが我々ディーラーに課された責務ですから、改めてしっかりと全うしていきたい所存です。
直近はなかなかな不定期営業っぷりを発揮してしまっておりまして、次の実店舗オープン日は来週5/25(土)となってしまいます。
ECの方はこのタイミングで更新しておりますので、GUIDIのページ、是非ご覧下さい。

宜しくお願い致します。