[直営限定] stand neck crevice coat & modulation wide shorts について

prasthana co., ltd. 代表/デザイナーの武井です。

ここ暫くの間、延長に次ぐ延長で緊急事態宣言発令中というのがもはや世の中のデフォルトの状態のようになっていましたが、何やら宣言が明けたとのこと、10/25からは飲食店への営業時間短縮要請も東京・大阪で全面解除となるようです。
これは実に11ヶ月ぶり(!!) という事で、事態はやっと少し前進したのでしょうか。
このNEWSを書いている今日、10/24の段階で、東京都の1日の新規感染者数は数字上20人とか30人とかその位で推移しています。
一時、1日5000人なんていう人数になっていたことを考えると、この数字を鵜呑みにするならば、この短期間で驚異的に減少した、ということですね。
考えられる要因は様々あるのでしょうが、この状況をロジカルに説明できている人はいないようです。
まあ何れにしても、街中の人出は徐々に増えてきているのかな、という体感もあり、何より我がprasthana sendagaya store実店舗も暫くぶりに忙しく過ごさせて頂く日がチラチラと出てくるようになりました。
もうすっかり秋冬シーズン、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて掲題の件、21AWもいよいよ本番というタイミングで、prasthanaの直営限定アイテムの紹介をさせて頂きます。
展示会でも大変好評頂きました、stand neck crevice coat と modulation wide shorts のセットアップ。
インラインではストライプ柄とグレンチェック柄の2色で展開している同品番ですが、直営限定でブラック単色ver.を作成致しました。
インライン同様、オーストラリアグランピアンズ地方を原産とする高品質なウールを厳選して使用したギャバジンに、整理の段階でハルト加工を施し、ウール100%とは思えない独特なハリコシ感を付加した生地を採用しています。
この硬さによって服のアウトラインがくっきりと出る事がこのセットアップのストロングポイントで、随所が角張る、と言いますかエッジの立ったシルエットは前述の通りウール100%とは思えないソリッドな佇まい、それでいてウールならではの流麗な表情も併せ持っています。

coat、wide shorts両品番とも各所にコインスナップを使用しており、留めると表面にはボタンの存在が露出しないミニマルなデザインをベースにしつつ、coatは深く設定したサイドベンツの開閉、wide shortsは裾の開閉によってそれぞれ品名にあるcrevice(隙間、割れ目、亀裂)、modulation(変調)を表現しています。

prasthanaが毎シーズン提案し続けているセットアップカテゴリーではありますが、その中においてcoatとwide shorts(といっても7〜8分ほどの丈設定ですが、)という組み合わせが非常に新鮮な感覚をもたらしてくれる事と思います。
是非、ご覧下さい。

宜しくお願い致します。