俺の戦争は終わっていない。prasthana ss26完納 & GUIDI new arrivalについて。

prasthana co., ltd.代表/デザイナーの武井です。

JOURNALの間隔がめちゃ空いてしまいました。

前回の記事が2/19、腸活の話。
で、今5月、中旬。
かれこれ3ヶ月放置してしまった、、せっかくのコンテンツなのにですね、これはあかんですね。

この間もあれこれ勿論当たり前に色々あって、書きたい話題は常にあるっちゃある、という状況ではあったものの、なんだろうか、日々無意識に別の作業をしてしまう、みたいな。
「忙しい」はなんの言い訳にもならないし、言ってしまうと常にそんな感じというか、これまでもそのような最中上手いこと時間を見つけて記事を書いてきていたわけなので、、この筆が進まなかった期間は、なんかそういうフェーズ(?)、否文章以外に優先事項、やるべきことがあったのだ、ということにして、強引に納得することとしよう。
、、今回を機にもう少しマシなサイクルを確立したいなぁ、と思います。

唐突ですが、皆さんは映画観ますか?
僕はですね、あまり観ません。

基本スタンスとして、積極的なタイプではないのですけど、時々何かに導かれるように鑑賞することがあるんですよね。
以前少し書いたことがあるブレードランナーもその類。

普段何気なく開いているYouTubeの画面上に突然ポンと出てきたりする。
とか、服飾派生やカルチャー派生など、入りは様々でも、ふと、なんとなく気になった作品には手を伸ばしてみる。
映画との付き合いはそんなレベルのものなのですが、最近正にポンと出会って、「ランボー」を観ました。

ランボー

ブレードランナーと同じく1982年の作品、昭和にすると57年は、奇しくも僕の生まれ年でもあります。

大変有名な作品なので、勿論「ランボー」って名称は子供の頃から知っていたし、なんとなくのイメージは人並みに持ってはいました。

「最強の男が破茶滅茶やる痛快アクション活劇」

多くの場合そんな感じだろうと思いますし、多分に漏れず、僕もそのような認識をしていました。
そして個人的嗜好から、あまりその類のテーマには惹かれないので、これまでさして気にも留めず、作品公開からもう少しで半世紀。

で、今回それこそ何かに導かれるように、長年興味を持たずにいた当作を観てみたわけなのですが、これが良かった。

もう随分昔の作品だし超有名作なので、ネタバレも何もないでしょ、という前提で書きますが、まず主人公のランボーは、ベトナム戦争の帰還兵なんですね。

タフなアメリカ人が戦場でドンパチやるんでしょ、という勝手な先入観を持って鑑賞をはじめたわけですから、出だしからかなり毛色が違った。
そもそも舞台は戦場ではなく都市部(と、近郊の山中)です。

シルヴェスター・スタローン(以下スタローン)演じるジョン・ランボーは、M-65ジャケットでは隠しきれない、鍛え上げられた屈強な肉体とともに、えも言われぬ哀しさを纏った男で、ラストシーンを除いて基本無口、物凄い哀愁を漂わせまくっている人物です。

後から知ったのですが、所謂「最強のタフガイ」的なアクションヒーロー然としたランボー像は、次作以降に形成されていったイメージのようで、ことこの一作目を鑑賞しての感想というものは、爽快アクションのそれとは全く異なる、寧ろもっとなんと言うか、重苦しく陰鬱で、個人の努力ではどうにもできない社会の不条理に直面したやるせなさ、みたいなものが際立ちます。

冒頭、ともに生き残った戦友に会う為、其方の住所を尋ねるのですが、応対した母親に、彼は枯葉剤の影響で病を患い一年前に亡くなってしまった、ということを聞きます。
のっけから哀しい。

そしてトボトボと流浪の旅人の如くとある街に辿り着くのだけど、保安官にその容姿とただならぬ雰囲気から目を付けられ、「トラブルを起こしに来たのだろ?」と爪弾きにされます。
それでも「何か温かい食べ物を」と街に向かって引き返したところ、浮浪罪だったかな、兎に角言いがかりレベルで拘束され連行、めちゃ嫌がらせを受ける。

閉鎖的な地方都市ならではといえるこのエピソード。
この事態を誘発したのはランボーが発散するオーラに他ならないですが、もしかすると着用していたM-65ジャケットがそれをブーストしたのかも、、と僕は勘ぐりました。

この時代、反戦の意思表示としてヒッピー達がこぞって着用したM-65。
(戦場で効力を発揮するディテールであるエポレットを敢えてカットすることで、自身のスタンスを表明する、とか以前も裏原の話の時に書いた気がしますが)
退役軍人も同じく、このミリタリージャケットを着ていることが多かったそう。
要するにベトナム戦争の記憶と直接的に紐づくようなアンカーとして、この衣服が機能したのではないかと思います。
それはそれで大変興味深い。
センシティブな部分なので不謹慎な物言いになってしまうかもですが、衣服が社会の中において大きな存在感を持っていた、ってなんか凄いですよね。

僕は学生時代、勉強はそこそこに(?)、音楽活動に熱心な青春を送っていたので、ベトナム戦争について知るのは、戦争それ自体というよりは、反戦/厭戦と紐付くヒッピーカルチャー基点でした。
興味の対象として、ベトナム戦争<カルチャーだったわけですから、そんなに深く掘り下げてみよう、みたいな意識もなく、少々調べてみるようになったのも割とここ最近、大人になってからの話です。

なので、何か語れるような下地は極めて乏しいという前提ですが、ベトナム戦争って、メディア(テレビ)に映し出された初めての戦争で、戦場の悲惨さなんていつの時代も変わらないのだけど、その惨憺たる有様を一般国民がタイムラグなく知り得た、という点において、それまでと大きく異なり、その要素によって反戦の気運が一気に高まったそうです。

そして重要なポイント、当時のアメリカ国内/国民の空気感として、ベトナム戦争への嫌悪が凄まじかった故、そのヘイトが国のために戦った筈の帰還兵にまで及ぶ、というような社会を取り巻くムード、みたいなものが蔓延していた。
この辺は悲しい話だけどなんとなく想像が及びますね。

このような集団意識とか先入観、固定観念って、表層のテーマは時代の変遷によって変われど、現在においても其処彼処に散見されますよね。

そんなようなやりとりがあって、「ランボーVS保安官&州警察」という構図が出来上がる、と。

で、物語中盤から後半にかけては、まぁ事前に持っていたイメージに則した事態。
そこまでやる、?笑、とは観客全員が思うのではないでしょうか。
特に街に戻って来てからが凄い、笑
ガソリンスタンド大爆発etc、、滅茶苦茶暴れるのですが多勢に無勢、最終的には州警察に完全に包囲されます。
そしてかつての上官であるトラウトマン大佐との対話、このラストシーンは文句無しの名場面ですね。

トラウトマンはランボーを制止する為に「任務終了」と告げます。
これを受けてランボーは

「俺の戦争は終わっていない」と答える。

「俺の戦争じゃない、あんたがやれと言ったんだ。勝つために必死にやったが、結局は勝てなかった。そしてやっと帰国したら、空港にはデモ隊が俺を待ち受け、赤ん坊殺しだ、大量殺人者だと罵られた。あいつらにそんな資格があるのか。誰一人戦争の何たるかも知らないで、俺を責める資格があるのか。戦場では100万ドルの兵器を任されたのに、ここでは駐車場の係員の仕事すら見つからない。」

「ここ」というのは紛れもなく、ランボーの祖国アメリカのことです。哀しい。

あらゆる事象に言えることですが、視点が変われば、その評価も同じく大きく変わります。

戦場の英雄が、転じて国民にとっての恥辱の対象みたいになってしまう、という。
地獄のような戦争を命からがら生き延びてなお、(種類は違えど)地獄のような現実に相対したランボーの心情、それを表現するスタローンの演技はとても良いですね。

ベトナム戦争の帰還兵の多くが重篤なPTSDを患ったというのは、あまりにもよく聞く話です。
この兵士と上官のやりとりは大変心を打つものがあって、「誰だ、ランボーをただの脳筋みたいに言っていたのは、!」と2時間前の自分を戒めたい気持ちになりました。

そしてランボーは投降の道を選ぶ。
原作だと最終ランボーは死んでしまうらしいのですが、それではあまりにも救いが無いと、映画の結末はこのような形に差し替えられたそうです。

ランボーは戦場の英雄から社会の爪弾き者へと、評価を大きく変えた(変えられた)人物ですが、表層的な評価評判や、対外的な印象は変われど、その限りではない、変わらないものがあった、それはランボーの戦闘能力です。

瞬間風速的なそれ(評価評判、印象)は、同じような強風が逆に吹けば瞬時に失われるけれど、長い時間をかけて積み重ねた地力というものは、そう簡単には失われない。

今回のランボー鑑賞体験を経て、万物は移ろいゆくということ、そして常に自身の地力を磨き上げていくこと、当たり前のそれらに改めて気付かされました。

評価評判先行の人気商売ってのは水ものですから、流れる水の如く不確かなもの。
それこそ一晩で状況が一変する、なんていうことも往々にして起こり得る。
他方、時間をかけて少しずつ広げてきた共感/共鳴はそう簡単には無くならないし、活動を通して得た知見や技術も同じく、これは余程確かなものです。

自身の地力を研ぎ澄ます行為を常に怠らずにいれば、時流や人々の心の移ろいといった外的な変化にも、ポジティブな形で対応していくことができる筈。

今歩んでいるこの道を、引き続き実直にやっていこうと思いました、ランボーを観て。
(更に手仕事領域拡張の兆し、、怖い気もするが、笑)

ちなみに、続編以降も観ましたがそれはそれで面白かったです。
其処彼処に哀しさはあれどエンタメ性が格段に増して、単純に娯楽作品として楽しめる内容でした。
スタローンかっこいいっす。タンクトップ作ろうかな。

それではここから本題
冒頭でも書いた通りですが、大分間隔が空いてしまった、ということは、お知らせしたい案件がたくさんあるということでして、prasthana ss26 2nd & lastデリバリーと、GUIDIの新入荷について、品番数多めですが一気にご紹介したいと思います。

下記ご確認下さい。

 

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prasthana ss26


formatik denim jacket


 

formatik denim pants


 

penguin fitted parka

 

penguin yoga pants

 

strings raw edge s/s shirt



 

flux arm3 t-shirt




 

offset extension tank top




 

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GUIDI new arrival

PL1V

 

796

 

792V_N

 

992

 

Q100



HB03


 

BLT0

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品番毎の詳細なんかは、既にECに各商品ページを作成&アップ済みですので、其々ご確認頂けますと幸いです。

prasthana ss26、GUIDI新入荷諸々、我ながら良い内容ですよ。
手前味噌だけど俯瞰して店内を見渡すと「良い店だなぁ、」と思うもん。

兎に角、パラパラと完売アイテムもありますが、只今店頭は大変充実した内容となっております。

そんな感じで
久々更新のJOURNALはランボー語り尽くし回となってしまいました。
まぁ、そんな時もあって良いでしょう。

暫く概ね天気も良いようですのでね、是非遊びにいらして下さい。

宜しくお願い致します。