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prasthana : LC5 袴 big balloon A_WOOL GABARDINE
prasthana : LC5 袴 big balloon A_WOOL GABARDINE
MATERIAL
表地:WOOL100%
裏地:COTTON100%
MADE IN JAPAN
size0(S)
ウエスト68/99cm ワタリ61.5cm 股上48cm 総丈91.3cm
size1(M)
ウエスト72/103cm ワタリ62.5cm 股上49cm 総丈94.3cm
DETAIL
含浸加工を施したウールギャバジンを素材A、顔料コーティングを施したナイロンオックスを素材Bとしてそれぞれ採用したセットアップ対応の品番。
素材Aのウールギャバジンは、オーストラリアグランピアンズ地方を原産とするノンミュールジングのトレーサビリティウール原料を用い、日本国内にて撚糸から織りまでを行い生産。
仕上げに含浸加工を施すことで、原料由来のしなやかで上質な表情に、独特なハリのある質感を付加している。
プロダクトネームに冠している「LC」はブランドフィロソフィーの一節である「logically constructs=論理的構築」に由来しており、prasthanaのコレクションにおいて、シーズンの概念に左右されないエッセンシャルな意匠を表す記号として用いている。
LC5は「quiet gap=静謐な隙間」と定義したデザイン。
2品番ともに、切り替え部分に採用したこの意匠は、ファスナー付けの際に用いる「ムシ隠し」の始末から発展させた。
本来そこにある筈(とイメージしがちな)のファスナーが無い、という固定概念の転覆とともに、ファスナーの開け閉めという行為を伴わないことによる物理的な「静謐」と、殊更に主張するわけではない「静かなデザイン」という意味での「静謐」。
衣服を形成する要素から形態のみを抽出し、本来の意味を持たせずに、デザインとしてのみ機能させる、トロンプルイユ(騙し絵)的な解釈もできる意匠。
極太シルエットで構成したバルーンパンツ。
継続展開となる、prasthanaの創作におけるキーワードの一つに据えている「和装」から抽出した袴モチーフのパンツをベースに、過去にないビッグシルエットとバルーンパンツの要素(裾紐)を付加し、作成。
裾までテーパードをかけない過去最大幅の設定となるバギーシルエットは、デフォルトの形状だとスカートを思わせるほどのボリュームを具現しつつ、内外両方向からシュリンクさせることが出来る裾紐を用いることで、極端なシルエットメイクが可能。
LC5の意匠は、両サイドシームに沿って採用。
マッシブなボリューム感のあるフォルムの中にあって、「静謐な隙間」はデザインとしては決して強い主張のあるものではないが、確かに存在するアイデンティティとして、この品番の佇まいを決定付ける重要な要素となっている。
セットアップでの着用時はもとより、単体使いでもその存在感を遺憾無く発揮する、prasthana AW25シーズンを象徴するボトムス品番。